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歴史人物 戦国ロマン 成長物語 ロマンス

歴史書に残っているチュモンは弓の達人で、強国の扶余(プヨ)と戦い、天性のカリスマ性で国を築いた英雄と呼ぶにふさわしい人物とされてます。

そのチュモンを人間臭く描くことで韓国はもとより日本でも大ヒットしました。その結果、06年MBC演技大賞で7部門を受賞するという快挙です。

ドラマの平均視聴率は41％で1話ごとでは52･６%という最高数値も記録してます。日本では、『宮廷女官チャングムの誓い』に続いて、早期に注目を集めた時代劇の１つでしょう。

概要

高句麗王朝の建国は、今から約２０００年前。史料も少なく、再現不可能とされていたが、朱蒙では制作費３００億ウォン（当時のレートで約36億円）をかけてその時代の情景を見事によみがえらせることに成功させました。

チュモンは高句麗の初代とされる指導者として、東明聖王(トンミョンソンワン)と呼ばれます。これは、生前の業績を讃えるために死後につけられる名のことで謐(おくりな)といいます。

このドラマが注目されたのは、平凡な男が試練にもまれて苦難を乗り越えて、次第に強くなっていく姿を描いたからこそ、視聴者は努力するチュモンに親近感を抱いて多くの人々を惹き付けたのだと思います。私もその１人です。

“朱蒙”には、弓の達人という意味を持ってます。朱蒙は、その名の通りにその通りに神がかった弓の腕前だけでなく様々な武術に通じていたとされます。

朱蒙については12世紀頃に新羅で記された「三国史記」に記載されているが、そこでは「金の卵から生まれた」と神話の登場人として描かれてますが詳細な人物像は不明とされてます。

見どころ

百済などを舞台にした他の三国時代作品を見る上でもこのドラマはポイントです。

ソン・イルグクさんは続編的作品「風の国」で、朱蒙の孫・無仙（第３代王・大武神王）も演じてます。

後の百済(ペクチェ/日本読み・くだら)の始祖の温祚はチュモンの息子であり、母親の召西奴(ソソノ)は息子・温祚を支えて歴史を築くことになるヒロインの生きざまにも注目です。

また、軟弱だった王子が強く成長して高句麗を建国していく過程で、登場人物たちのラブストーリーにも目が離せません。心模様が複雑にからまって物語を際立たせてます。とくにハン・ヘジンさんが演じる召西奴と朱蒙の恋はちょっと切なくなりますよ。

ストーリー

戦乱の世、扶余(プヨ)の王子金蛙(クムワ/チョン・グァンリョル)は、親友の忘れ形見である子供を引き取り、チュモンという名前を付けて自分の息子として育てます。

時が流れ、扶余の王になった金蛙(クムワ)のもとで、朱蒙(チュモン）は人として成長していきますが勇敢な戦士だった父に似ず、怠け者で気弱な青年になっていました。

父の愛を独占するチュモンに嫉妬するクムワの長男・帯素(テソ/キム・スンス)は、チュモンを陥れる策略で危うく命を落としかけるチュモンでしたが、大商人の娘召西奴(ソソノ/ハン・ヘジン)に助けられて彼女と旅をすることになります。

その旅の中で、チュモンは死んだはずの父に再会し自分の出自を知ります。そして、父の今は亡き相国への想いを受け継ぎ、祖国を復興しようと決意します。

本当の韓国史とドラマの違いは？

「朱蒙」では女性キャラクターは欠かせない存在です。中でも、ハン・ヘジン扮する召西奴(ソソノ)と朱蒙と帯素(テソ)の三角関係にはやきもきして視聴していました。

ですが、この3人の恋愛劇も、一部の専門家からは「史実と違う」と指摘されているようです。「三国史記」や「三国遺事」などの史料から、登場人物たちの足跡をたどっていくと、朱蒙と召西奴が扶余で出会うということはありえない。そのため、扶余の王子である帯素とも、三角関係になることはないという指摘があるようです。

そのときの日本はどうだった？

『朱蒙』の作中では漢など周辺国は登場しますが日本人は登場しません。 高句麗を建国したとされる紀元前37年前後の日本は歴史年表を見ると弥生時代の中期です。

史実では朝鮮半島や海洋ルートを経由して、大陸に住む多くの人々が日本列島に渡り始めた時期が、この少し前の弥生時代前期だったとされています。紀元前10世紀頃から、中国大陸では周や秦、漢をはじめとする諸国が栄枯盛衰の道をたどる中で一部の人々が新天地を求め、日本に渡ったとされます。

その中には、百済や高句麗の民をはじめとする朝鮮半島出身者も数多く存在したようです。そして、徐々に大陸から渡ってきた人々により稲作技術が持ち込まれ日本列島の農耕文化発展に寄与したとされてます。

紀元前1世紀~紀元後1世紀頃の高句麗勃興時の日本の状況は、57年には倭奴国王(わのなのこくおう)が、中国・後漢王朝の初代皇帝である光武帝から「漢委奴国王印」 (福岡市博物館所蔵)と呼ばれる金印を贈られたことが中国の歴史「後漢書』に記されています。つまり、日本が後漢との交流を深めていた証拠となります。この金印は、江戸時代に入って博多湾の志賀島で偶然発見されて現在は福岡市に寄贈されています。

また同書には、107年に倭国王の師升(すいしょう)が後漢へ朝貢を献上したという記録も残っており、帥升は外国の歴史書に記された最初の日本人とされます。

感想

81話という長丁場ですが、ハラハラ、ドキドキ感もあり劇中に引き込まれました。特に２人の女性がともにチュモンのために交互に身を引く様は切なさも感じさせます。特にラストでは、高句麗のの建国に貢献したソソノとの別れ。苦渋の決断をし新天地に向かうソソノへの後押し・・・。

そして、ソソノは南下した土地に百済を建国し息子を王につかせた。

三国時代を舞台にした作品に興味が増したのもこの作品を視聴したことがきっかけです。

安全に朱蒙(チュモン)を無料で視聴する方法は？

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-2019年10月時点の情報です。-
※最新の配信状況は各公式サイトで確認下さい。

おすすめの動画配信サービスは、

チュモンは全81話ありますので、無料トライアル期間が2週間のHuluは厳しいので選択肢としては、31日間のU-NEXT、dTVです。

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